2018年8月8日水曜日

おとぼけ新聞 号外 N-VAN とジムニー

最近、面白い軽自動車がホンダとスズキから発売されたね。


N-VANと…



ジムニー 。

共に現在注文殺到中で、えらい人気と言われておりますな。

まぁ、猫も杓子も、絶賛記事ばかりだけど。

二つとも、試乗してきたリーゼン、どんなだったか語ってみるね。


まず、N-VAN。こいつは間違いなく
『いいぜ』

まずフルフラット。他社の偽フルフラットと違い、本物のフルフラット。

まず言っておくけど、軽自動車で本物のフルフラット、前にも言ったけど、ホンダしか作れない。なぜなら、低い床のフルフラット化に必要な、燃料タンクのセンターレイアウトがホンダが特許をとってるから。どうしても床を平らにしたかった、三菱のアイミーブみたく、ホンダに特許使用料を払うしかない。

もちろん普通自動車なら車高を上げればいい話やから、フルフラットは可能だけどね。


つまりは、ホンダだから可能な、軽自動車なのに車内高のあるフルフラット。だから、工事で使うコンパネや2m超える脚立が載っちゃう。自転車や小さいモトクロスバイクなら楽勝で載る。コンパネが載る軽自動車、軽トラ以外で聞いたことないな。

リーゼンみたくスキーやる輩も、後部座席倒すとなんと『まっすぐ』スキー板が載る。運転席の下のスペースもあるから、ここにもぐりこませれば完璧。すばらしいね。他社の軽自動車バンなんて、斜め載せだからね、他の荷物、載せようがないから、スキー板の上に荷物を載せないとのらない。

あと低床なので。高さのある荷物も載るし。

だから、N-VAN、宅配業者にもバカ売れしてるらしい。

ちなみにこの車、
商用バンである。

ということで、商用なので、最初の車検が2年になるデメリットはあるが、取得税、車両税などはなし。自動車税も激安。つまり維持費が安い。


あといいのは『走り』。評価の高いN-BOXのエンジンにs660の6速ミッションも選べちゃう。ミッション車の試乗車に乗りたかったけど、まだないので、CVT車に乗ったけど、ホンダエンジンらしく、きれいに回る。街乗りなら全くストレスなしだし、おそらく交差点ダッシュでも敵無しかもしれない。それぐらいNシリーズのエンジンの完成度は高い。

もちろんデメリットもある。例えば運転席以外の座席。後部座席は基本、エマージェンシー用なので、よいとしても助手席。リクライニングはするけど、スライドはなし。商用バンやからね、仕方ない。

でもそれぐらいかな、デメリットは。豊富なオプションから選べば、自分の好みのカスタマイズして、楽しく仕上げられるしね、ほんとに楽しい車だと思う。オプションについても、他メーカーの車に乗ってる人が見たら『こんなんあるの?』とビックリすると思う。長いことオプションの充実については取り組んでるホンダだからね、やっぱ違うよ。


ということで。N-VANについては、全く死角がない。あえていうなら助手席のスライド。これがついたら、リーゼンは買うね。


次に、新型ジムニー 。乗る人は選ぶけど、こいつが家に一台あったら楽しいだろうな、と思う。
悪路の走破性能が半端ないからね、川釣りやらスキーしに雪山入る人は、ほんとに頼もしい相棒になるだろうな。

足回りは50年前の技術で作られているので、乗り心地はわるいけど、ジムニーのすごいのはアプローチアングルと、デパーチャーアングル、ランプアングルの数字が飛び抜けてること。



いくら走る機構がよくても、この三つの数字がよくないと、悪路には入れない。日本における陸の王者、ランドクルーザーでも、ジムニー には敵わない。

さらに車重の軽さと車高の低さ。雪道を走らない人はあまり意識しないけど、重い四駆、ランクルとかエクストレイルとかね、雪道に強いイメージがあるけど、とんでもない。四駆は滑る路面の発進性能がよいだけで、旋回性能と制動性能は四駆、二駆は関係なく、軽さに左右される。物理の教科書、のぞいてくれたまい。

だいたい長野のスキー場近辺の雪道で転がってたり、事故ってるクルマ、ランクルとかエクストレイルなどの、いわゆる『クロカン』と言われる車ばかり。勘違いすんだろうな、そんなん乗ってるやつら。

スキー場近辺に住む人、そんなんに乗ってる人はまずいない。ジムニー とか、ホンダの軽、スキースクールの誰に聞いても、雪道を走るのに最強の車は軽トラ、そしてジムニー という。雪道を走れば、すぐにわかるよ。

ということで、死角のないジムニー だけども。選んだことによるデメリットといえば、回らんし、トルクのないエンジン。これに尽きる。ホンダのNシリーズのエンジンと比較すると、二世代は古いエンジンといえる。→営業の人に聞いたら、はっきりエンジンとトランスミッションは変わらないと言ったからね、ということは、20年前のエンジンとトランスミッションということ。

さらに悪いことに、エンジン自体を小さくしたからね、ピストンも小さくなってる。物理的に小さくなってるわけだから、ピストンの面積に比例するトルクは落ちる。そうするとね、発進や坂道の走りが悪くなるわけだよ。最悪、トランスミッションを最新を載せればごまかせるけど、ジムニー は足回りも古く、最新のトランスミッションを載せるスペースがなかったらしい。つまり、改悪した20年前のエンジンと、トランスミッション。これが評論家が言わないジムニーの弱点だよ。

試乗すれば、すぐにわかるよ。もし乗る機会があれば、坂道の少しカーブが入ったコースを走らせてみてもらいなされ。運転しにくさに閉口するだろう。

もちろん、高速も不得手だろう。ま、ジムニー で高速乗る人は一握りだから、問題なかろうが。


ともかく、悪路に強いのは間違いない。セカンドカー、または独身貴族の方なら楽しめる車であることは保証するよ。


では、またね。




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