2016年10月25日火曜日

たまには小旅行 軽井沢 私的編



長野県 軽井沢と言えば、日本を代表する別荘地でもあり、観光地でもある。

リーゼンの学生時代には度々登場する想い出の地、なのだか、今回は私的観点から、紹介して見たいと思う。

ちなみに、写真は昔の軽井沢駅。風情があっていい駅だった。ところが…




今はこんなんだよ。新幹線来てるからね…東京から50分?すっかり都会の人の日帰りデートスポットなんだな。

昔を知るリーゼン、残念。



さて、私的観点と申しますのは、リーゼンにとっての軽井沢、いくつかの見方があるからなのだ。
①好きな漫画の登場地
②観光地、ドライブの目的地
③高校の修学旅行の目的地、大学のサークルの合宿地
④スキー場

それぞれにゆうに一回分は語れちゃうぐらいなので、まずは①の漫画のロケ地としての軽井沢を語ろうか。



この漫画、ご存知?リーゼンが高校時代に一世を風靡した、たがみよしひささんの『軽井沢シンドローム』、通称『軽シン』

知らない人増えてきたよな…やはり。

ビックコミックスピリッツで1983年頃からしばらく連載しておった。ちなみにその頃のスピリッツは、『めぞん一刻』『美味しんぼ』などの名作そろいで、勢いのある雑誌であった。



たがみよしひさ、と言えば、最近なくなった、漫画家の小山田いく が実の兄でもある、特異な漫画家である。鳥山明にも影響を与えた、三頭身キャラは、おそらくこの人が確立したのだろう。ちなみに、生まれも育ちも軽井沢、のお方。



漫画の中に、三頭身と六頭身のキャラが登場するのだ。

あと、当時流行った車も、デフォルメされたものと、正確に描写されたものと二種類出てくる。

内容は、人の心を揺さぶるような、少しダークなものもあるが、三頭身でコミカルに描いたりするので、あまり重さを感じない。

酒でも片手に、ゆるーく読むのがええやろうね、たがみ作品は。



当時流行った、音楽も出てくるよ。

当時の若者が何を聴き、何を見て…生きていたのかが、わかる、なかなかに貴重な作品でもあると思う。



さて『軽シン』の主人公、耕平くんが乗ってるのは、MBという、昔のジープ。三菱のジープではなく。三菱はモーリスという会社からライセンス契約しつ、ジープを作っていたのだが、まぁ、コピー元の、ジープだね。いわば。

軽井沢行くと、今も『軽シン』世代の人が、MBに乗ってきてたりする。運転席に乗せてもらったことあるけど、今の軽並みの小ささだよ、本物は。さすが軍用車。




これ、多分MBだな。大学時代の写真が見つからなくて、ネットで検索したら出てきたよ。

トヨタ博物館にも展示されてたはず。名車ですな。

しかし、平成の今、敗戦後の進駐軍が、乗ってた時代の車だ。シンプルな作りとはいえ、現在も乗ってる人は、かなり気合いの入った人だな。リーゼンも金があれば、乗りたいっす。




さて、『軽シン』の中では、軽井沢の住人、たがみさんらしく、軽井沢の名所、名跡かたくさん出てきて、旅行気分を味わえる。例えば、旧軽井沢の街並み。




煉瓦造りのアーチ橋。重要文化財じゃないかな。明治維新の文明開化って、ほんとに大変革だったんだな、って改めてわかるよ。だって、江戸時代って、江戸に攻めてこれないように、わざとやぐい木の橋しかかけさせなかったからな、明治維新がなければ、煉瓦造りの橋はでかなかったかもな。




旧軽井沢のきれいな並木道も、いいね。たがみマンガにもたまに出てきたり。

そもそも軽井沢、たくさんの詩人や小説家に愛された街でもある。室生犀星や有島武郎などの小説を絡めて登場人物の心情が語られたり、そういう意味では作者の「軽井沢love」が素直にでている気がする。各話のタイトルが当時ニューミュージックと言われていた音楽のタイトルと重なり合っていたり(中島みゆきが多かったりして)、その辺が当時の時代性を繊細に映し出す鏡のような役割もしていた。




軽井沢に元々すみついた、宣教師たちの影響で外国風の街並みに変わったんやろうね。元々は中山道の宿場町やから。

旧軽井沢には、素敵な教会が多い。




あと…たがみマンガでは、どの作品の主人公も、必ず、とある喫茶店から、話が始まる。マンガの中では『ら・くか』という、とある喫茶店は…




『古月堂』という、旧軽井沢の本通りにある、名物喫茶店。

軽井沢駅から、旧軽井沢通りを進めば、すぐにわかるよ。

何しろ、たがみ作品 愛好家が集う、聖地なので…




中は、こんな感じ。たがみ作品・愛を記した名刺等で、埋め尽くされとります(笑)

たがみさん自身も、よく来るので、運がよければ、会えたりもし、サインくれるよ。リーゼンも何回かもらったりした。何と1回目は、会えると思っておらず、準備がなかったので、箸袋に(笑)
次回からはマンガ本とかを持参して、喫茶店に行くようにしとるけどね。ちなみに『古月堂』は…




メニュー表紙は、たがみさんが書いております(^ ^)

気分アゲアゲですな、たがみファンとしては。

しかしここのオーナー、なかなか面白い人なので…




こんなメニューがあるのだ(笑)確か、白糸の滝にちなんだメニューだった。他にも…




いかした、パフェが、あるのです。なかなか味もよいよ。ボリュームもあるし。

大体が軽井沢、涼しいイメージだが、基本、歩きかレンタサイクルでの移動なので、甘味がほしいとこなのだ。さらに…




…リーゼンの学生時代にはなかった気がする。浅間神社 由来のパフェやね、多分。

おみくじ…ほんとに浅間神社のやつかなぁ…あやしいな。

甘味ばかり、紹介したけども…




ハンバーグも手作りなのでオススメ。これ目当ての客も多い。

でも喫茶店なので…




メインはコーヒー。サイフォンで入れるので、ほんとにおいしい。

アイスコーヒーも、昔は水出しでやってたな。

とにかく、メニューはどれもオススメだよ。



まぁ、オーナーもええ歳だで、いつ閉めるかわからん。ぜひ、軽井沢名物『古月堂』&『軽井沢シンドローム』、一度はどうぞ。

最後に…



…くそ〜こんなとこにまで、SKE48…だいたい
まつれな、産まれとらんだろう?『軽シン』流行ってた頃…

でも、ま、悪くないね、こぉゆぅの…古月堂で二人でパフェ食べて…並木道をドライブ…浅間山で愛を語って…教会で二人…ん〜悪くない…

ほんと、リーゼンはアホやわ。

今日もアホな妄想族、リーゼンより。では、またね。




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