伊賀上野城の中は前回話したから、外回りの話なんぞをば。
天守閣を出て、少し歩くと、こんな門が出現。何があるか、入ってみると…
!!なんだ?
『俳聖殿』というものでござる
(パンフレットより)昭和17年、芭蕉翁生誕300年を記念して建設された聖堂。芭蕉翁の旅姿をあらわしており、桧皮葺の丸い屋根は旅笠、下の八角形は袈裟、桂は杖を「俳聖殿」の木額は顔を表現している。内部の芭蕉翁坐像は伊賀焼き。
歴史的価値はないけど、まぁ、伊賀上野の見所、松尾芭蕉、伊賀焼きを表現できては いる(笑)
俳聖殿の横には…
伊賀忍者村もある。ま…よくある忍者村。戸隠忍者村に慣れたリーゼンにしてみたら…まぁ、うん。
あ、あとね。
芭蕉翁記念館もある。無料ではないので、強くお勧めしない。そもそも…松尾芭蕉の足跡が一目でわかる…といいがたい展示物だし、悪いが、面白みが全くない。何より、夏休みの宿題…自由研究?に、と書いてある割には、館内は撮影禁止。そりゃ、客 来ないわ(笑)リーゼン以外は小さい子連れの親子がひと組。城にはたくさん客がいたので、単に人気がないんだろう。
館内撮影禁止のわりに。
この二つは撮影可。わかります?館内のつまんなさ。こんなん、高校の教科書にのっとるやん(笑)入館料300円の価値はないっす。
伊賀上野城を出て。
上野市駅の周りを散策してみると。
こんなアーケードがありまする。ちょっとした喫茶店やら、洋食屋、ギャラリーがあるけども。うまくやれば、ほんと駅前やから、客は来ると思うんだけど、寂れとるな…
あと、リーゼン、こんなとこで お土産を買ったよ。
『花咲かりん 本店』
名物は…
伊賀米の米粉、なたね油、三重県産の小麦粉などを用いて職人が丁寧に1枚1枚お花の形に手揚げした、かりんとう。
見た目は華やか、サクサクの食感と素朴な味わいで、偶然見つけた店なのに、大当たり。みなさまもぜひ。
さて、帰りの電車。少し冒険して。上野市駅から、伊賀上野駅まで戻り。関西線で、亀山とは逆方向に行ってみた。
どうしても、寄りたかった駅。
笠置駅!
ここ、鎌倉時代最期の動乱で、後醍醐天皇がこもった、歴史的にも、地理的にも重要なところ。
実は笠置駅、京都府なのれす!でも地図をみるとわかるけど、京都府、奈良県、三重県の県境が入り組んだとこにあるので、歴史的には、ほんと、いろんな場面で出てきた場所なのだ。
まぁ、現在はのどかな山あいの町だけどね。
駅前にも、鎌倉時代最期の動乱が描かれた、『太平記』の舞台である旨が書かれた碑や、戦の様子がディスプレイされておる。
『太平記』。平家物語なんかに比べると人気は今ひとつだけど、天皇の流れを知るのに、これを読まないと始まらない。そもそも、明治維新にもつながるのだよ、この南北朝時代の系譜が。その話は後日。
さて笠置駅。桜の名所だけども、さすがに時期外れ。何かないかと見回すと。
あら、駅の構内にステキなカフェ。そういやこの夏、かき氷食べてないや、と思い、入ってみることに。
入り口にも書いてあるけど、この店のコンセプトは、『cafe and nail』。つまり、こじゃれたカフェと、ネイルサロンの融合だったのだな。もちろん男性客はリーゼンのみ(笑)。もっとも平日昼間にカフェ来る男性客もおらんだけなんだろうけど。
店主は35歳くらいのステキな女性店主。
おすすめ通りにたのんでみたら。
いやぁ、美味しかったわ、コーヒーと同じトレイに載っているのは、なんとアイスデザート。甘み抑え気味で、とても美味。
も一つ、別注で。
京三条駿河屋さんの、わらびもち。こいつが味が濃厚でうまい!夏限定だから、貴重だったな。
食べ終わり、ホームに上がると。赤とんぼが群れをなして 飛び交っている。こういう風景、大好き。旅してよかったよ。
笠置駅からは、ひたすら分刻みの乗り継ぎ。寄ったら楽しそうな風景にいくつも出会ったけど、残念。今度は春に来たいなぁ、と思うリーゼンでした。
では、またね。
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