2017年2月9日木曜日

世の中にあふれるウソ 27 古代日本

さて、先回、予告していた、元伊勢について、長々と語ろうか。とはいえ、元伊勢だけでシリーズ組めるくらいの内容なので、何回か お付き合いいただこう。

元伊勢とは なんぞや?


元伊勢を語るには、倭姫命を知らねばなるまい。

 


元伊勢とは、簡単に言えば、倭姫命と言われる姫君が、

第10代崇神天皇の皇女であった豊鍬入姫命の跡を継ぎ、天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、

神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる史実より 語られる中で。

倭姫命が伊勢神宮を創建するまでに、天照大神の神体である八咫鏡を順次奉斎した場所を、

『元伊勢』と呼ぶ。

ちなみにら御杖代は依代として神に仕える者の意味であるが、ここでは文字通り「杖の代わり」として遷幸を助ける意味もある。

 

倭姫命は、後に、東夷の討伐に向かう日本武尊(尊は倭姫命の甥王にあたる)に天叢雲剣を与えている。

死去後、尾上御陵(おべごりょう)に埋葬されたと伝えられているが、伊勢の地では、天照大神を祀る最初の皇女で、これが制度化されて後の斎宮となる。


さて、元伊勢、『当たり前だが』曰く付きの地を転地してきたのがわかる。ただ、表の神道を知るだけでは、神道や天皇制は語れない。また、日本の本脈を理解することもできない。裏を知る必要がある。

元伊勢とされる場所については、次回から 順に紹介するよ。

では、またね。

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