本編を除き、リーゼンが一番好きなスペシャルである。
一言で言えば、『あまずっぱい 青春の味』なのである。
どんな話かといえば、
純が中学校3年から卒業するときのこと。北海道の中学卒業は、地元の高校くに行くのか、街の高校に行くのかが大問題だったりする。そんな北海道での話。
中3の純君が大里れい(横山めぐみさん・演)に恋をするという話なのだが、ほんとは小学校のとき、東京を離れる時に心を残し、散々本編の空想シーンで、「けいこちゃん、~」と呼びかけとるんだから、東京に住む『けいこちゃん』が初恋ではないかと、思うのだが。ただ、リーゼンの初恋はといえば、〇川幼稚園のちえちゃんではなく、小4から好きだった純〇ちゃんだといえるので、(←聞いてないっちゅうに)まぁ、純君についても、ほんとの恋は、『れいちゃん』であるといえばいいんやろね。
まぁ、いいや。とにかく、中3の純くんが主役の今回、父親との思春期ならではの確執と親心のありがたみ。とりあえずは、一歩を踏み出す純君の『青春ストーリー』なんだけども。
リーゼンが好きなのは、
ではなくて…
このおやじとの、確執シーン。いいんだな、このおやじ像。
リーゼンの理想だよ。めざしてるんだけどね…
すみません、C調男 なんで!!むりです。
簡単に言うと、ドラマを観る人の生き方や、その時の感情次第で、だれに感情移入するかが、まったく異なること。
すごいシナリオライターはこういうことができるんだよな、と、自分ならこう書くのに…の域をはるかに超えている構成力なんだよな。
野沢尚や山田太一、不世出のシナリオライターのすごさは、こういうことなんだと思う。
今はいないねぇ…そういう作家。
現在、一線級のシナリオライターと言えば、三谷幸喜なんかだがね、15年ほど前かな、倉本聰さん、野沢尚さん、三谷幸喜さんの3者で、よき物語の作り方や演出の仕方、表現の仕方なんかを企画トークした際に、倉本さん、野沢さんが熱くトークバトルを繰り広げる中、まったく入っていけない三谷幸喜さん、薄ら笑いを浮かべて、二人のトークバトルを聴いていたら、倉本さんに「卑怯だな、君は」と言われたのは、あまりにも有名。
軽妙ではあるが、深みのない描き方なんだよ、三谷幸喜さんは。
さて、『北の国から』戻ると。まぁ、次のような展開で、純君、素敵な恋をし、切ない思いもし、父親とやりあい、少し大人になっていく、珠玉のドラマ、スペシャルだね、この作品は。ダイジェストをどうぞ。
あと、テレビ局のまともな番組で…(ジャニタレなんかのくだらない演技を見せられる、人気取りのドラマじゃなくて)
思い出のシーンベスト、アンケートをとると必ず上位にくるこのシーン。
『おやじからの、泥のついた一万円札』をどうぞ。
く~、泣けるね。尾崎豊のさびれた声と、シーンがベストマッチだよ。
このお札、次のスペシャル『北の国から~89’ 帰郷』で、キーとなるので…
まだまだ、秋の夜長。『北の国から』読破。DVDでもいいので、おすすめだよ。
では、またね。
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