2016年11月25日金曜日

リーゼンの休日 東京ラブストーリー

 リーゼンの大学時代は、といえば、今みたいにマンガ喫茶はないし、そもそも長野県には街に遊ぶとこが少ないので、もっばら ドライブか、カラオケぐらいしか、やることなかったな。まぁ、貧乏学生のくせに、車のレースやってたから、財布はいつも小銭入れですむぐらいの、極貧生活だった。

それでも、大学入ってすぐは、大学が温泉に近かったから、温泉旅館でバイトができた。バイトばかりしていた、貧乏学生のくせに、さらに自転車や車のレース、時折バンドなんかも やってたので、いつも財布は小銭入れか、ジーパンのポケットに直に入れる程度の小銭しかもたない、貧乏っぷり。

だけど…

大学一年、大学キャンパスが温泉の近くにあったから、温泉旅館でバイトしていた時はよかったな、今思えば。

基本、布団引きと風呂掃除なのだが、団体客がくると宴会係に入ることも。

温泉宿の宴会、だいたいが、ご年配の方々。まぁ、そんなに食べれないのだ。すると、宴会料理の残りが出るので。

おみやを いただきま〜す

とはいえ、大体は、バイト仲間のおばちゃんたちからの、強制おみや。カロリー考えずに、『もったいないから』で、折り箱にぶちこんでくれるもんだから、
 うなぎ巻きや…


 馬刺しを、入れてくれるので。

毎日、朝ごはんは、うなぎ巻きや馬刺し。空きコマでアパートにいる時は、昼ご飯も、うなぎ巻き。

そりゃ、ね。

 デブになりますがな。とはいえ、自転車競技やってたから、体はそうでもないけど。顔はパンパンだったな。
 こんな感じ?

リーゼンの大学時代の話は、また後日。

大学時代のリーゼンの愛読書だった、『ビックコミック スピリッツ』に、リーゼンにとっては「衝撃の」マンガが連載された。

『東京ラブストーリー』

この頃のスピリッツ、ほんとに いい漫画家が連載してたな。『美味しんぼ』『めぞん一刻』『軽井沢シンドローム』『月下の棋士』『伝染るんです』『東京大学物語』…なつかしいね。今でも一線級の漫画家ばかりじゃん。

おそらくは、編集部が、実力派そろいだったんやろね。今みたいに、パソコンで描かないから、絵も個性派そろいだし。

パソコンで描いた絵と違って、線の太さとかが均一じゃないから、作家の生命感とかが現れてて、昔のマンガの方が、圧倒的に『作品』なんだよな。今のマンガは制作ソフトも大体決まってるし、絵は面白くないな。

さて、『東京ラブストーリー』だ。

この作品がすごいのは、人物の描き方。けっして綺麗な画風じゃないのだが、おそらくは、もともと弘兼憲史のアシスタントをしてたから?もっとも弘兼憲史と結婚もしてるから、画風は似るよね。

でも、これがいいんだよ。おそらくは、現実に自分たちが見えてる風景と、人の境界線?ってけっこう曖昧じゃん?鳥山明のデフォルメされた世界なら、それもいいんだけど、そこに感情移入はないじゃない?

絵を描く人に聞いても、人と背景との区別する線ってのを描く人は素人らしい。

ま、リーゼンの描く絵は素人以下ですが。なにか?

さておき、紫門ふみの画風と、たくみな構成で、どっぷり世界観に引き込まれながら、話はすすむ。

知ってる人が多いから、『東京ラブストーリー』のあらすじは、割愛。知らない人は、読んでみて。

ところで、『東京ラブストーリー』は、

ドラマのDVDじゃなく、マンガで読もう。

というのも、ドラマ化した時点で、だいぶ人物のキャラが薄まっている。紫門ふみワールドを感じたければ、マンガで読まないとだめだ。

 鈴木保奈美の 熱演はドラマとしては、満点の出来だと思う。ただね、ドラマはどこまでも女性向き。だから、女性が観るドラマとしては、いい作品なんだよ、ドラマ版『東京ラブストーリー』は。

でも、もともと『東京ラブストーリー』は…

男性青年誌の作品やから!

やはり、漫画で読まないと、紫門ワールドは味わえない。それは紫門さんの作品全てがそう。主人公は、(紫門さん好みの)男性なのだ。→このことは、紫門さん自身もエッセイなどで書いており、間違いないこと。

つまり、
漫画版『東京ラブストーリー』→主人公 永尾完治
ドラマ版『東京ラブストーリー』→主人公 赤名リカ
になってるから、ぜんっぜん描き方が違い、紫門さんの伝えたい人物像ではないのだ。

というか、

 

これは、漫画だから描ける人物像だ。

もちろん、リーゼンは、赤名リカが、好きだ。なぜなら…

似てるから。

よく、友人に「似てるね」と言われる。似てるかぁ…

似てるわ!

ということで、漫画版『東京ラブストーリー』を読んでくださりまし。ドラマしか見たことない人、びっくりするはず。

あ、リーゼン、関口さとみは、大っ嫌いだよ。長崎は、好きかな。三上くんは…憧れるけど、なかなかね。

最後に…

『東京ラブストーリー』の25年後を描いた、


『東京ラブストーリー  〜after 25years〜』が、連載開始!

したのだ。一月に、単発で、ビックコミック スピリッツで一話出て、カンチと赤名リカの その後が いいぜぇ…と感心してたら…

10月から、連載しとるのだ。やったぁ、と思いきや、なんと

『女性セブン』に?

厚顔無恥のリーゼンでも、さすがに女性誌はね…買えない…

仕方ないから、漫画喫茶の個室に入り、こそこそと、読んどります。

なかなか良いよ、続編。
 

ちなみに最新号では…

 

意外な人が出てきた!あ、それもありだ。赤名リカなら…だから、女性陣よ、


リーゼンに、読み終わった女性セブンを、こそっと渡してくれ〜


もちろん、透けない袋でお願いするよ。

では、またね。


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