2017年12月14日木曜日

リーゼン 山口に潜入珍道中 その19

先回の続き。

アメリカ軍により報道操作された『日本軍の奇襲により太平洋戦争は始まった』という大統領ルーズベルトによる策略にかんする問題から話そうか。

自分たち世代が、真珠湾攻撃というと。














こんなのとか。













戦闘機による、日本軍の『奇襲』により始まったのが太平洋戦争だと勉強した気がするけど。

ちがうんだな、これが。

先回まで話したように、『開戦布告』は相手国にするものではなく、自国民にするべきものだし、国交断絶や大使館員の引き上げみたいなのが、すなわち戦争状態というものなわけでね、日本軍は『国際ルールにのっとり、慣例どおり』先制攻撃を行ったのだが。

その先制攻撃もね、なんか、日本軍が無防備なアメリカ軍を奇襲したみたいに報道されてるけども、

『ウソだから』

この誤った報道について、間違っていると指摘しているのは他でもない「アメリカの」研究者たちやメディアだから、間違いない。間違いの大きなポイントは。

①アメリカ軍は日本の攻撃するのを知っていた。
②口火を切ったのはアメリカ軍の砲撃

ということ。

①について。
そもそも、太平洋戦争について、真珠湾攻撃が始まりというのが間違い。本当は、真珠湾攻撃の数時間前にマレー沖で始まっていた、アメリカの同盟国、イギリスとの交戦。そう、すでにここで始まっており、アメリカ全土に交戦状態に入ったことは知らされていた。ハワイはどうか。実は知らされていないとされている。それが、ルーズベルトの策略により伝達をしなかったのかは、まだ研究段階らしいが。確かなのは、このとき真珠湾に停泊していたのは、アメリカ海軍でも重要ではない船舶だったということ。ハワイが海軍で重要な拠点だったことを考えればありえない状態だし、ある意味『作られた』状態であったことは確か。そして、現に真珠湾攻撃で沈められた船舶は引き上げられる状態で留まり、すべて数ヵ月後に戦線に復帰できている。こんなことは、『ありえない』

さらに事実から言えば、アメリカ軍は真珠湾攻撃の前年から、日中戦争における中国軍に「フライングタイガース」(戦闘機の大軍)を送りつけ、中国軍の一部として戦っているのだ。

本来中立国が武力行使を行ったことの方が、明らかな『戦時国際法違反』である。敵ではない(と認識している)戦闘機が急に攻撃して来るんだからね。アメリカ軍、本当に「きたない」

②について
太平洋戦争の始まりは日本軍の戦闘機による奇襲攻撃なんかではなく、実はアメリカ軍からの砲撃であったことは伏せられている。でも事実である。
先回まで話題にしてきた『特殊潜航艇・甲』が真珠湾近くを航行している際にアメリカ海軍のウィックス級駆逐艦ワードに魚雷を受け、沈められている。(ワード号事件)つまり、史実としては日本の先制攻撃というのも、事実は真逆。


数回にわたり、太平洋戦争における『特攻隊』についてのゆがんだ歴史観を書いてきたけども。

リーゼン思うに。

戦争はいかん。なれど、『国がある』島国日本は、平和をうたう、この時期に戦争の意義も考えなければいけない気がする。

国を守るためには、戦う気概も必要。

真珠湾攻撃をめぐるアメリカと日本の情報戦。もちろん、勝ったアメリカ寄りの情報による史実になるのは仕方ないのだけども。

でも、死をかけて戦ってくれた先人たちに、『何かしら、うしろめたい』ような気持ちで接している現代の日本人に。

『そりゃ、ないやろ?』
とは、いいたいな。

次回、このワード号事件にはさらにドラマチックな続編があるので、こうご期待。

では、またね。




甲標的5隻に乗った10名の戦闘後の数奇な人生と。

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