台風がすぎ、明日からはまたまた、夏日なのかなぁ…夏…夏かぁ。そういえば、若い頃から、『夏はTUBE』というルーティンがあったせいか、夏の思い出はTUBEのBGMと共に思い出されることが多い。中でも、大学時代の思い出の中で、静かに『しくった』(失敗した)思い出について語ろうか。リーゼンの恋愛ネタは、情が深く、根がロマンチックなだけに?派手めな展開やら、結末やらが多いのだが。今回のネタは、静かに涙を流した思い出である。珍しいぞ。大学三年より、他大学や他短大の子たちとカラオケ同好会を作り、活動していたリーゼン。自分たちで立ち上げたので、苦労しきり。初期メンバーの仲間とは結構信頼しながらの運営だったな。その中に、他短大のRさんという女性がおった。二つ下だったけど、しっかりした、たおやかな女性だった。とにかく他短大の連絡調整は、彼女に任せるしかなかったし、他県から受験している生徒の多いリーゼンの大学と違い、他短大は、地元の女性ばかりやからね、真面目な子が多く、毛色が違い、失礼ないように運営するのが、大変だったわけだよ。さてRさん、イベントごとにリーゼンの下宿の部屋でこたつ向かい合わせで話すことが数回あったのだが。ほんと、くだけた話から、くそまじめな話まで、柔らかく返してくれる、いい子だった。色気がないわけじゃないけど、それよりもいつまでも話していたい、そんな雰囲気のRさんだった。それにお互い、それぞれの大学の責任者みたいなもんやから、付き合うのはタブーみたいな気持ちがあり…さらに、とんでもはっぷん女と付き合うはめに陥ってたから、Rさんとは、仲はいいけど、付き合わない、そんな感じだったな。さて、リーゼン四年の夏。Rさんは短大やから、地元に就職決めて、リーゼンは就職試験やらを受けるべく、後輩に同好会の運営を譲り、同好会を卒業…という運びになった夏。Rさんにいつか同好会で花火を見た...