2017年7月12日水曜日

音楽の思い出 その72 宇徳敬子 その③

さて、宇徳敬子についての 語りも3回目。リーゼンが思うに、彼女はシンガーソングライターとして、ほんとに幸せな時代に生まれた、というのは確かだろう。

渚のオールスターズのコーラス参加から、MIKEでの活動、ソロになって、シンガーソングライターとして、織田哲郎や、近藤房之助ら、シンガーソングライターの大御所に支えられたのは、まさに天運。現在のように、口パクグループ全盛の時代なら、まず消えてただろう。

現代は、歌が言葉の重さを持つことを嫌う時代やからね、シンガーソングライターが育ちにくい。イージーリスニングばかりやからね、リーゼンみたいに『熱くて』『重い』歌を好むリスナーは生きにくい世の中なのだよ。何しろ、あの大御所GLAYまで、コンサートは口パクやからね、ほんと終わってる💢

サザンのライブなんて、歌詞すっ飛ばしなんかはご愛嬌やからね。それよりも桑田さんの『言葉』が聴きたいのだ。だからサザンの音楽は、伝わる。

さて、繰り返すようだが。1995年前後は、本物のシンガーソングライターが何人もいたからね、そんな中で宇徳敬子さんも鍛えられた。

前回、名曲『まぶしい人』を紹介したが、今回は

『Good-by Morning』

雰囲気は、『オリビアをききながら』なんかの、スローバラードながら、宇徳敬子さん自身の、『前向きにいこうよ』の思いが、ひしひしと伝わる名曲。週の半ばの けだるさを吹き飛ばすには、よい曲だね。

ちなみにリーゼンとしては、近藤房之助とのセッションバージョンが おすすめ。近藤房之助が入ると、あのハスキーな ハイトーンで、ぐっと曲がしまるんだよな。

まずは、宇徳敬子ソロバージョン。




これが近藤房之助が入ると、こんな感じに。




ね、よかとでしょ?

もともとは、1970年代に、サンディーが歌った曲のカバー曲なんだけど、アレンジがよいね。

最初からオリジナルでいけば、よかったのだけど、当時は第一次カバー曲ブームだったから、事務所の売り方として仕方なし。この曲、ドラマのエンディング曲だったしな。

宇徳敬子さんについて、もう一回は語るぞ。


では、またね。

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