久しぶりに時間がとれたので、読みたかった本を『珍しく』ツタヤで注文、購入し、読んでみたよ。
『水を石油に変える人 山本五十六、不覚の一瞬』
いやぁ、面白かった。そもそも、自分たちが学ぬ校で学んできた知識、ほんとに正しいのか?このあたりは、聖徳太子は存在しないことなど、過去の記事で説明してきたが。
科学技術も、ほんとに右肩上がりなものなのか?
このあたりがリーゼンにとって、積年の疑問。だって、マヤ文明の遺跡、パレンケの石棺などには、明らかに宇宙船の運転席が描かれているわけだから。
おそらくは、太古の昔、宇宙船は飛んでおったのだろう。
さて、今回 読んだ本。第二次世界大戦開戦前の日本。
真珠湾攻撃の三年前、海軍省で三日三晩の夜を徹した実験が行われる。その「街の科学者」は海軍次官山本五十六や、後に「神風特攻」を考案する大西瀧治郎らの前で、水をガソリンに変えるのだという。
前説はこんな感じ。
荒唐無稽な感じだけども。いやいや、考えなきゃいけないことが二つあるように 思う。
まず 時代背景。石油の輸入をアメリカに頼り切っていた当時の日本。アメリカに、輸入を止められ、ジリ貧に陥りつつあり、万策尽きていた。
じゃあ、石油の輸入、あきらめればいいじゃない。
いやいや、アホいいなさんな。経済活動なくしてたら、当時の世界情勢として、普通に植民地化されてたわけだよ。
中国、朝鮮などは、すでに植民地だったわけでさ、アジアで日本だけだったんだよ、独立国家は。
当時の総理大臣や日本の軍部が 進んで戦争始めた、という内容の劣等意識を植え付けるだけの、自虐教科書に毒された我々でも、冷静に考えれば、当時の首脳陣が、戦争を避けようとしていたのが真実だとわかるだろう。鎖国の時代ならまだしも、当時の首脳陣、山本五十六をはじめ、みんな海外留学経験ありの面々。アメリカと戦争することを本気で考えるわけがない。
仕方なく、なんだよ。全てが。
まぁ、せっぱつまってたと とらえれば、『水を石油に変える』こんな世迷いごとに騙された、ということになるのだけど。
ほんとか?
当時の科学技術、ほんとにアメリカに負けてたのか?と疑問を持てば、はじめて この本の面白さがわかる。
なぜなら。
最近、あの京都大学の名誉教授、今中忠行教授から出された論文、『水と炭酸水から、石油が作れる』という内容。いやぁ、びっくりしたな。
でも、組成の仕方を工夫すれば、そりゃ、できるわな。ただし、組成には膨大なエネルギーが必要らしいけど。
つまりは、戦前の日本の科学技術、先進国だったとわかる。そりゃそうだ。粗野なアメリカ人には、自然科学の奥深さはわかるまい。やはり、四季のある国、日本がよいよね。
みなさまも、時間ある時にぜひ読んでおくんなまし。ゴーストライターが書いた又吉の本より、ずっと価値があるよ。
では、またね。
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