先回、始皇帝の行った、『焚書坑儒』の解釈間違い、それを仕組んだのが、『史記』が、書かれた時代よりもっと後世、おそらくは後漢の時代に、勢力を広げようとした、儒家たちによる、という解釈を話したね。
そして、『焚書』の必要性がある。それは、全国に散らばる、『まやかし図書』(→根拠のうすい迷信のような話を載せた本)や、『世捨て人養成図書』(→もっと自由に、縛られず、行きていこうと導く本)をなくし、文字も統一していこうとしたのではないか、と話したね。
今回は短く、始皇帝と宰相である李斯が本当に焼きたかったものは何か、ということを、断じてみよう。
ずばり、始皇帝と呂不韋の関係を記した証拠の文書等を消失させ、隠滅すること。
これに尽きるでしょ。
中国を統一し、次に始皇帝がもくろんだのは、皇帝として正統な血縁であることを証明すること。そのための障害となるのは?
ペルシャ人の血統やら、ユダヤの血統は
まずいでしょ?
ということで、先回、今回は焚書坑儒の裏側を語ってみたよ。
次回は、徐福(呂不韋)の上陸地について、語ってみるよ。
では。またね。
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