ご存知、斉藤由貴の『卒業』。
♪せいふくの~ 胸のボタンを~♪
うむうむ、やっぱいいいやね。『一応』中学のときはリーゼンも好きな女性に第2ボタンを進呈しましたよん。女の後輩たちにとられそうになるのを死守しながら、ね。
現在は、義理チョコ、友チョコ、ご褒美チョコなど、入り乱れている『カオス』な時代なので、そういうのもあまりないらしいね。ほんと、つまらん時代だなぁ。
やはり。気持ちをストレートに伝えるというのは大切なことだと思うんだよね。ドキドキしながらさ。
で、話を戻すと。第2ボタン!この風習の起源を調べると、せつない起源が明らかになったよ。
諸説はありつつも、この風習が流行した年代を加味して考えるに、最も有力な起源は、1960年(昭和35年)に公開された映画、『予科練物語 紺碧の空遠く』の中で、主人公が戦時中に特攻隊で出撃する際に、大切に思っていた女性に、自分の形見として第2ボタンを引きちぎって渡すシーンがあったこと。
戦時中にこんなエピソードはありえない。軍服は軍人にとってはもっとも大切にしていたものであるため…実際、製作した井上和男監督も演出と認めているし。
でもまぁ、監督も戦争を経験しており、平和への想い、戦争反対のメッセージをこめた行為であることは確かだろうしね。やはり、戦争中の徴兵に関しては、国からの強制はあったにしろ、愛する家族を守る、という想いが根底にあったことは確かだろう。また、決して豊かではなかった戦前~戦中の日本に生きた人たちが、戦争に負けるということに対し、どのような恐れをもっていたかを、豊かな現代に生きるわれわれには重い諮ることは無理なことだろう。
ともかくも。『愛は勝つ』。これはまちがいないね。
ドラマ「おしん」で戦時中から戦後のむごい日本の姿は知っているつもりなんだけど。『予科練物語 紺碧の空遠く』はどんな映画だったか覚えがないので。今度、ツタヤにて、『予科練物語 紺碧の空遠く』を借りて観てみるよ。
では、またね。
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