2018年3月21日水曜日

おとぼけ新聞 号外 カルトとは 続編

先回、戦時中のカルト的思想について、語ったけども。

今回は、あの『オウ◯◯理教』について語ろうかな。

先日、死刑囚のうち、七人が東京拘置所から移され、「いよいよ、執行か」とされる報道がなされたけども。

一連の事件に関しては。ほぼ罪状とおり、早く執行されるべきだとは思う。感情的にではなく、法治国家としての日本では、という意味でね。

事件が風化した、とはいいながら、リーゼンになじみのある、長野県松本市で起きた『松本サリン事件』


リーゼンが大学卒業の年に起きた事件やからね。かなりの衝撃ではあったし、鮮明に覚えている。見出しにあるとおり、最初は近隣住民が疑われ、えん罪事件としても有名。八名もの尊い命が失われた。

この事件の翌年、あの地下鉄サリン事件が起き、十三名の死者と6300人のけが人が出たわけだけども。


国家転覆の危機、というか、危うさはあったよね、心理的には。『戒厳令』という言葉は知ってても、実際の場面には遭遇していない、リーゼン世代でも、この時は『やばい』と思ったものな。

宗教にはそれぞれ教義があり、向かうべき行動原理も生まれるわけだけど。教団のやったことは、許されることではないけど、珍しいことでもないんだよね、さかのぼれば、近世のヨーロッパでも、宗教戦争はあったし、テロ的なものとして有名な『フランス革命』だって、いわゆる『宗教戦争』の側面が強い。それは革命後の民衆が何をしたかに現れている。

フランス革命では、支配者階層を生み出す宗教的国家を倒し、人民による『理性的国家』を目指したわけだけども。つまりは自分中心的な思想ゆえの『エゴ』だけが膨れ上がり、革命政府の中での殺し合いに行き着き、大混乱。諸国の介入をゆるし、フランスという国がなくなる危機でもあった…ナポレオンの登場まで続いた混乱だったんだよね。

話が広がっちゃったな…次回に続く。

では、またね。

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