父母のために、バリアフリーゾーンを増やさねばならないこの頃。業者はここぞとばかりに金をとるからね。ま、リーゼン自身でやりますよん。
ところで。生物の生命力っちゅうのは、すさまじいよ。根付いた植物は、樹木に限らず、ほんにすさまじい。
抜くのたいへんだもの…毎年格闘してるけど。腰にくるね。
今日はこんなんと格闘。根切りをこれでもかぐらいしないと、全く動かない。
こんの、しつこいぐらいの根張り。『ねばり』という言葉の語源は、根張りに違いないよ。
ところで。
普段は短気なリーゼン。こんなシャベルやツルハシ持って、土と戯れとるとね、何やら思うところがある。なぜなら。
リーゼンのじっさま、土木に携わる人やったから。
普段は山師やら、田畑を耕す農夫だったじいさまだったけどね。土木もやってたらしい。学校なんぞは出てなかったけどね。経験主義の世だったから。戦前は。
三重県は松阪市。飯南郡飯高町に、リーゼンのじっさまが住んでいた、小原家の本家があるんだけどもね。その実家の近くに、古い橋がございます。もちろん今もありまする。橋脚は石組み。まだまだ、現役の橋でござる。
川面から結構な高さのある、この橋。リーゼンのじっさまが、朝鮮人足を使い、組み上げたもの。石は河原にあるもの。材料費無料の橋なのだけども。大小の石を組み合わせて、キチンと橋として機能するよう、レベリングするのは、相当難しいはずなのに、ちゃんと車も通れるしな、すごいじっさまだったんだよなあ。
その血を受け継いだリーゼン。実は木工作業、得意なのであります。パソコン巧者のイメージが強いけども、土木の方がいいなぁ。
戦争時にはフィリピン戦線に出征し、帰還してからは、土や岩や山や田畑と格闘した じいさま。小手先の知識や弁達で出世やら、金儲けやらしか、頭にない現代人よりは、ずっと尊敬できる存在なんだな、リーゼンにとっては。だって。自立して生きる、ってことは、自分一人でも、金を使わずに工夫して自給自足できるってこと。リーゼンはそこに生きる意味を見つけ出して生活しとりますです。
ということで。四月いっぱいは、休みは土木作業でございます(笑)。
では、またね。
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