都市部はともかく、瀬戸線や豊川線、三河線、知多線など、統一感が取れていない風なのは当たり前。もともとが違う会社が運行していたからして。それも瀬戸線、三河線などは、その土地のお金持ちが私財はたいて運行していた会社だから、乗車するとなおさら「へんな」感じを受けたりもする。ちなみに瀬戸線は、窯業で栄えた、瀬戸市の窯元から全国各地や海外へ輸出したりするために船便に移し変える必要があり、名古屋市内を流れる堀川にあった船着場まで通したのがもともとの役割だった。(その昔は、始発が栄ではなく、堀川が始発だったりもした。そのころは名古屋城のお堀を電車が走っていたりもした)
さて、他の会社にはない名鉄の奇抜さとして、リーゼンが思い出すことがある。2001年まで走っていた「北アルプス号」。いやぁ、なつかしいね。
名鉄の「レッド」カラーではなく、こんなカラーリングだったのは、この電車が途中からJR高山線の線路を走り、高山まで運行していたからだ。それも、JR特急「ひだ」と連結したりもする変り種。JRと名鉄のコラボレーションですぜ、だんな。
この車両、よく見ると、電気を取る「パンタグラフがない」
当たり前だ。
JR高山線は電化されておらん。よってディーゼルで動く「気動車」である。
気動車のいいところは、電化されていないとこでも運行できること。悪いところは、結構エンジン音がうるさいことと、排気ガスがくさいこと。
名鉄所属だったということは。「あの」客であふれかえる、名鉄名古屋駅の地下構内を「気動車で」突っ込んだ、ということ。
こんな感じ。
すごくないっすか。もちろん、音もエンジン音だから、うるさい。そして、排気ガスがくさい。あの、ディーゼル車独特の「すっぱい」においだ。この「脱日常感」がたまらなかったな。
鵜沼駅でJRの線路に入っていたので。
「北アルプス」しか使わない、連絡線を窮屈そうに走る、愛らしい姿や。
車と走れた鵜沼橋をイケイケの姿で走る姿や。本当に面白い列車だったな。
運行には、非常に手間のかかった、「北アルプス号」。何しろ、電車と違い「軽油」を給油せな、いかんからね。わざわざ鳴海駅あたりまで 回送して給油したりもして。
名鉄として、歴史もあり、愛着もあった「北アルプス号」だったけど、2001年に廃止。
では、ありますが。
この車両、JRを走る特急として、すごくお金も技術もかけて作った特急車両だったので。
「ディーゼル車両野仲でも名車両」
だのだよ。細かいことだけど、トイレもついてるしね。
そこで、名鉄で廃止後も、車両は。引く手あまただった。何しろ、気動車。電気いらんからね。
まず、福島県は会津鉄道。
長持ちする塗装をしていたので、そのままのカラーリングで運行されていたらしいね。そして、最近は
なんと、海外のボルネオ島に渡って、元気に走っているらしい。
こういうの、鉄オタじゃなくても、うれしくならない?
いつか、ボルネオに行って乗ってみたいっす。なつかしいなぁ。
では、またね。
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