2018年6月18日月曜日

おとぼけ新聞 号外 お気楽 平和過信信者⑭

『戦争アレルギー』

戦後日本を振り返れば、きっとこの言葉がぴったりくるんだろうなぁ、と最近、思うのだよ。

いいことなんだけども。

GHQによって、戦後教育の根幹が

「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」(戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画)

をもとに行われてきたからね、そりゃ、リーゼンの父母世代は、その悪影響をまともにくらってきたからさ、今の世界における日本の『非独立国』ぶりを呈してきたこともしかたない。

「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」の本当の目的はね。戦争中、ひどいめにあってきた?日本人を救うためじゃないんだよ。そんな風に習わなかった?リーゼン、中学時代、現代史を教えない、社会の先生に食ってかかり、高校時代、やっとこさ、まともな日本史の教科書(山川出版社の日本史の教科書。内容は難しいけど、学習しがいがあったなぁ。あの高校でよかった)に出会い、アメリカのずるがしこさに気づくことができたわけだけども。

「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」の原文を読むとね。

















冒頭に、「CIS局長と、CI&E局長、およびその代理者間の最近の会談にもとづき、民間情報教育局は、ここに同局が、日本人の心に国家の罪とその淵源に関する自覚を植えつける目的で、開始しかつこれまでに影響を及ぼして来た民間情報活動の概要を提出するものである。」

と書いてある。

つまり。
○日本の「軍国主義者」と「国民」とを対立させようという意図

この対立を仮構することで。

実際には日本と連合国、特に日本と米国とのあいだの戦いであった大戦を、現実には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いにすり替えようとする底意

こんなんをすりこもうとしたのが、アメリカの「わるだくみ」

つまり、「軍国主義者」と「国民」の対立という架空の図式を導入することで、

○「国民」に対する「罪」を犯したのも、「現在および将来の日本の苦難と窮乏」も、すべて「軍国主義者」の責任であり

○米国には何らの責任もないという論理が成立するわけだよ。

大都市の無差別爆撃も、広島・長崎への原爆投下も、「軍国主義者」が悪かったから起った災厄であって、実際に爆弾を落した米国人には少しも悪いところはない、ということにしたいわけでさ、現在、日本に米軍基地があり、我が物顔に利用されていても、文句が言えないのは、そういう教育を受けてきたから。

それがさ、アメリカが強国であり続け、その傘のもと、日本の国益に準じていれば、それはひとつの国策になりえるかもしれない。でもね。今後、中国主導の世界もありえる…北朝鮮主導で朝鮮統合も予想される、現在、アメリカ主従の日本ではあかん、ということなんだよな。

そろそろ、世界における日本の置かれている立場、それに気づかないといかん、と思うのだよ。自分の父母世代を否定しなきゃいけないのはつらいことなんだけど。「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」をまともにひっかぶった世代は、思想も生き方もアメリカ追従なので、変えるのは無理。でも10年後、その考え方じゃ、まったく通用しない時代は確実に来るからね。

そのあたりを、ちと 語ってみるね。

次回へ続く。

では、またね。

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