2018年10月7日日曜日

リーゼンの休日 日米安保は負の置き土産

先日、こんな本を読んでみたよ。


矢部宏治 著 『知ってはいけない〜隠された日本支配の構造

結構、衝撃だったな、この本。内容を全部書くわけにはいかんので、リーゼンが開眼した章のみ紹介すると。

ずばり、『北方領土問題は、どうして解決しないか』

一昨年、プーチン大統領と安倍晋三首相とで、一気に進みそうだった、北方領土2島返還問題。結局は、進まなかったわけだけど。

◯リーゼンの従来の捉え方では、不凍港を必要とするロシアが、北方領土を手放すわけがない

だから、北方領土は返還しないだろう、と思ってたんだけど。


違うらしい(ToT)

この、一方的にロシアが悪い説をマスコミなんかも報道するから、リーゼンの捉え方も同道になるんだけど。


プーチン大統領、本気で北方領土のうち、2島返還を考えてくれてたらしい。なぜなら、外貨獲得のための輸出資源である、天然ガスを日本に買ってほしいから。一番コスト的によいのは、樺太経由でパイプラインをひくこと。そうすれば、現在の三分の一以下の値段で買えるらしい。

日本としては、とても良い話なんだけど、北方領土返還するにあたり、ロシアがこだわった、一つの条件が、日米安保条約にかかわること。

日米安保条約の中に、『アメリカが求めれば、日本の国土のどこでも、アメリカの基地を作れる。日本は拒否することができない』というものがある。

つまりは。

北方領土2島返還はいいけど、国土になったら、まアメリカの基地を作ることは考えとる?

という点をプーチン大統領はこだわった。

対して、安部首相は、外交筋の伝達の中で、

日米安保条約を批准する考えに変わりはない。

と応えたもんだから、北方領土返還問題は、頓挫。

プーチン大統領としては。

そりゃ、返さんわね

と、いうことっす。

いかにマスコミの報道が、偏向記事なのかがわかる。あの報道じゃ、頭は❓ばかりだし、ロシアが頑なに返してくれん、としかとれないからな。


日米安保条約については、締結時、まだ生まれてなかったからわからん、じゃなくて、実の内容を知らなきゃいかんよね、我々も。


その意味で。この本、おススメです。


では、またね。







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