矢部宏治 著 『知ってはいけない〜隠された日本支配の構造』
結構、衝撃だったな、この本。内容を全部書くわけにはいかんので、リーゼンが開眼した章のみ紹介すると。
ずばり、『北方領土問題は、どうして解決しないか』
一昨年、プーチン大統領と安倍晋三首相とで、一気に進みそうだった、北方領土2島返還問題。結局は、進まなかったわけだけど。
◯リーゼンの従来の捉え方では、不凍港を必要とするロシアが、北方領土を手放すわけがない
だから、北方領土は返還しないだろう、と思ってたんだけど。
違うらしい(ToT)
この、一方的にロシアが悪い説をマスコミなんかも報道するから、リーゼンの捉え方も同道になるんだけど。
プーチン大統領、本気で北方領土のうち、2島返還を考えてくれてたらしい。なぜなら、外貨獲得のための輸出資源である、天然ガスを日本に買ってほしいから。一番コスト的によいのは、樺太経由でパイプラインをひくこと。そうすれば、現在の三分の一以下の値段で買えるらしい。
日本としては、とても良い話なんだけど、北方領土返還するにあたり、ロシアがこだわった、一つの条件が、日米安保条約にかかわること。
日米安保条約の中に、『アメリカが求めれば、日本の国土のどこでも、アメリカの基地を作れる。日本は拒否することができない』というものがある。
つまりは。
北方領土2島返還はいいけど、国土になったら、まアメリカの基地を作ることは考えとる?
という点をプーチン大統領はこだわった。
対して、安部首相は、外交筋の伝達の中で、
日米安保条約を批准する考えに変わりはない。
と応えたもんだから、北方領土返還問題は、頓挫。
プーチン大統領としては。
そりゃ、返さんわね
と、いうことっす。
いかにマスコミの報道が、偏向記事なのかがわかる。あの報道じゃ、頭は❓ばかりだし、ロシアが頑なに返してくれん、としかとれないからな。
日米安保条約については、締結時、まだ生まれてなかったからわからん、じゃなくて、実の内容を知らなきゃいかんよね、我々も。
その意味で。この本、おススメです。
では、またね。
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