久しぶりに、野沢尚 の作品を鑑賞したいと思い、10年少し前に映画化された『深紅』を借りてきて観ることにした。
あの『世田谷一家殺害事件』を元に作られた作品なので…深くて…怖い。
とはいえ、犯人が直接、かかわり合うわけではなく、犯人の娘と、被害者家族の生き残りの娘とのかかわり合いの物語である。
正義とか、仁義とか…違うな、愛情とか、友情とか…なんか、ぐちゃぐちゃに、かき混ぜられた上で、最も感情移入したのは、どの登場人物なのか。
リーゼンはね…いつも中庸でいたい、とは思うのだよ。人の行動、特に犯罪なんてのはね…それを知って、受け取る側の人となりで、誰がいい悪い、が決まるもんだと思うからな。
この、映画の加害者にだって、犯罪犯すだけの動機はあるわけでさ、結局は、他人が あーだこーだと言えないわけだよ。
世田谷一家殺害事件についても、内情を知れば、加害者にだって犯行動機はあるから。どっちが悪い、とは言えない。
次回へ続く。
では、またね。
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