2017年1月14日土曜日

リーゼンの休日 意外な読み方

たまには、やまとことば専門の知識?みたいなもんを出してみようと思ったのだが…

携わった人なら、わかると思うけども。

言語学、地味な研究なのだ。

だいたい、人や文献から解き明かしていくのが、常なので。

ひたすらねばるしかない学問、それが言語学なんだと思うしね。

人に伝えるの、ほんとにさけたいのだ。晴れやかさがないからさ。

ちなみに、小学生で、『古事記』の『因幡の白兎』の話を勉強するんだけど。

 

先生が読む学習指導要領にはさ、『ただ、触れるだけでよい』と書いてある。

ひどくない?

因幡の白兎だけ 取り上げても、裏があって面白いんだけどね。

なぜ、『うさぎ』なのか?
なぜサメが出てくるのか。

ここだけ 考えるだけでも楽しい。

古事記について話を広げると、
『桃太郎』が、なぜ『桃』太郎なのか。『梨』太郎じゃだめなのか。

古事記に、書いてあるからね。読むと『ああっ』と思うことが多々ある。

興味ある人は、調べてみてくり。
めんどくさい方は、酒を片手にリーゼン訪ねてちょんまげ。

リーゼンの話のほうが、めんどくさいかもね(笑)

さて、今回のテーマに 話を戻そう。

この漢字、読めまっか?

『俳優』

ふつうでいけば、『はいゆう』だわな。

日本書記に 出てくる文にね。

『則ち手に茅纏(ちまき)の(ほこ)をもち、天石窟戸(あまのいわやど)の前に立たして、巧に俳優す』

などと書かれている。同じ内容で、『古事記』にも、あるし。これね、

『わざおぎ』

と読むんだよ。全く想像つかんやろけど。

歳くった、俳優さん、たまに『わざおぎ』って言うし、元々は、『俳優(わざおぎ)』→『俳優(わざおぎ)』に変わったのは事実やから。

ちなみに、古事記&日本書記の中に出てくる『俳優(わざおぎ)』

 

天の岩戸に お隠れになった アマテラスを引っ張り出すために 踊るのが『アマノウズメ』。つまり、日本最古の『俳優(わざおぎ)』。芸能の神様なので、信心深い俳優さんたちは、アメノウズメをまつった、車折神社や、猿田彦神社、リーゼンが好きな戸隠神社なんかに、参拝してるわな。

この『俳優(わざおぎ)』、国語辞典に、しっかりのってるはずやから、調べてみてくり。

『芸能』

これも古事記に出てくる。

いやぁ、すごいね。古事記、ばんざい🙌

また機会があれば、ヤマト言葉について、再掲載するからね。

では、またね。


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