携わった人なら、わかると思うけども。
言語学、地味な研究なのだ。
だいたい、人や文献から解き明かしていくのが、常なので。
ひたすらねばるしかない学問、それが言語学なんだと思うしね。
人に伝えるの、ほんとにさけたいのだ。晴れやかさがないからさ。
ちなみに、小学生で、『古事記』の『因幡の白兎』の話を勉強するんだけど。
先生が読む学習指導要領にはさ、『ただ、触れるだけでよい』と書いてある。
ひどくない?
因幡の白兎だけ 取り上げても、裏があって面白いんだけどね。
なぜ、『うさぎ』なのか?
なぜサメが出てくるのか。
ここだけ 考えるだけでも楽しい。
古事記について話を広げると、
『桃太郎』が、なぜ『桃』太郎なのか。『梨』太郎じゃだめなのか。
古事記に、書いてあるからね。読むと『ああっ』と思うことが多々ある。
興味ある人は、調べてみてくり。
めんどくさい方は、酒を片手にリーゼン訪ねてちょんまげ。
リーゼンの話のほうが、めんどくさいかもね(笑)
さて、今回のテーマに 話を戻そう。
この漢字、読めまっか?
『俳優』
ふつうでいけば、『はいゆう』だわな。
日本書記に 出てくる文にね。
『則ち手に茅纏(ちまき)の(ほこ)をもち、天石窟戸(あまのいわやど)の前に立たして、巧に俳優す』
などと書かれている。同じ内容で、『古事記』にも、あるし。これね、
『わざおぎ』
と読むんだよ。全く想像つかんやろけど。
歳くった、俳優さん、たまに『わざおぎ』って言うし、元々は、『俳優(わざおぎ)』→『俳優(わざおぎ)』に変わったのは事実やから。
ちなみに、古事記&日本書記の中に出てくる『俳優(わざおぎ)』
天の岩戸に お隠れになった アマテラスを引っ張り出すために 踊るのが『アマノウズメ』。つまり、日本最古の『俳優(わざおぎ)』。芸能の神様なので、信心深い俳優さんたちは、アメノウズメをまつった、車折神社や、猿田彦神社、リーゼンが好きな戸隠神社なんかに、参拝してるわな。
この『俳優(わざおぎ)』、国語辞典に、しっかりのってるはずやから、調べてみてくり。
『芸能』
これも古事記に出てくる。
いやぁ、すごいね。古事記、ばんざい🙌
また機会があれば、ヤマト言葉について、再掲載するからね。
では、またね。
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