2017年1月29日日曜日

世の中にあふれるウソ 25 古代日本

シリーズの前回、徐福が探し求めたのは『エデンの園』であると、論述してみた。

今回は、徐福伝説が記されている『史記』に戻り、考証を進めてみるよ。

 

ちなみに このシリーズ、中国がらみなために、時間がかかり なかなか進まないのだけど。史記については、まさに今、中国で再考証してるから、新しい資料で考えなきゃいかんし。そんなことで時間がかかりますです。

さて、今回、問題にするのは、徐福が1回目の日本への渡航から七年後、始皇帝の元に帰国した時の『言い訳』について。渡航の目的は『不老不死の薬を見つけること』だったね。

徐福曰く、『海の中に、大きなサメがおり、薬のある仙山に船が近づくことができない。サメをしとめる弓の達人が必要だ』

もう一つ、徐福が報告をしたあと、始皇帝があまりにも『タイミングよく』『海神と戦う夢を見た』

占師に見てもらうと、『海神』=徐福の報告にあったサメであると言われた、とされている。
こんな報告や夢占いで、秦の財政が傾く原因の一端になるぐらいの費用を費やして、ある意味『失敗した』徐福が許されたのは、いかにも『あやしい』。だからリーゼン説では、渡航は『成功』だったとみている。
このあと、徐福を批判した儒家たちを焚書坑儒で虐殺し、徐福の2回目の渡航も認めてるからね、おそらく間違いないだろう。
では
海神とは?サメとは?
妄想族リーゼンの面目躍如。サメとは、これだ!



なんだ?と言われれば、左は縄文人やニーファイ人を形どった、人面土偶。右はインドネシアあたりに住む人たちの鯨面刺青。

後世の神武天皇にも残っているが、古代日本人は、鯨面(顔に刺青)分身(身体に刺青)が基本だったのだ。呪術を行い、人々を統率していたシャーマン、卑弥呼なんかに代表される役職の人は、最もたる者。そして、なぜ刺青をしていたかといえば、海洋民族=海に潜り、魚を捕る際に、サメやウミヘビに襲われないようにするため、とはっきり文献に記されているのだ。

つまり、徐福の報告には、古代日本に渡海した徐福が出会い、そしておそらくは侵略するさいに、障害となった、縄文人やニーファイ人を統率していただろう、鯨面分身を行なっていた、シャーマン=統率者と、彼らが敵視していたサメを、話の中で都合よく混ぜ合わせ、サメ=鯨面の刺青をしたシャーマンがいて、渡航の隠れた目的を果たすために障害となっている、と史記には、本当の言葉を隠した文章で記した可能性が高いと考えられる。
真実は、
『シャーマンがいて邪魔をするから、縄文人やニーファイ人を統率するのには、2回目はさらに強力な武器を持ち、人も増やす必要がある』
と報告したに違いないのだ。

なんか、難しくなってきたな。次回は、徐福が1回目の渡航で、古代日本に足がかりを作るために作った史跡を紹介するよ。

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