そんなリーゼンだが、忘れられない思い出がある。長野県に、住んでいた時はしょっ中、怖い思いをした雪道だが、一番忘れられないのは、三年前、2014年の2月14日、いわゆる『バレンタイン豪雪』である。
とにかく半端なかった。リーゼンにかかわることを中心に二つ、悪夢を思い出してみるよ。
①特急しなの24号、36時間閉じ込められる。
リーゼンもたまに利用する、特急しなの。主に名古屋から長野市を結ぶ特急なのだが、藪原駅という周りにまばらに民家しかない駅に停まったまま、36時間動けなくなったのだ。
そもそも、長野県、雪には強い。特に鉄道。中央西線は、他の輸送手段が限られてるから、様々な物を運ぶ大動脈なので、よほどのことがない限り停まることのないようになっているのに。
36時間。それも、周りに宿はほとんどなく、まばらな民家しかないので、車中泊。トイレはあるけどね。ご飯も最初の夜は非常食が出たらしいけど、二泊目はおみやげのお菓子なんかが配られ、しのいだらしい。
②国道19号、ほぼ3日間、閉じ込められる
国道19号、木曽から中津川で雪で停まることはあるけど、こん時はひどかった。
こうなる理由はさ、木曽から中津川に行く時に、雪が降ると、ノーマルタイヤでは必ず登れなくなる坂が二箇所あって、そこでまず大型車、トラックが立往生→渋滞発生→無理に対向車線に出て、立往生車両を抜こうとし、その車も立往生。→ラッセル車も入れず、ジ・エンド
というのがほとんど。国道には、チェーン規制ないから、アホなトラックが無理して走るんだよな。高速はチェーン規制があり、スタッドレスタイヤはいてるか、チェーンしてないと、下道に降ろされちゃうからね。そういうトラックも国道に合流する。
とにかく、雪道に慣れてるリーゼンでも、志賀高原の
ふつうの積雪なら走れるけど…
こうなると、四駆&スタッドレスか、金属チェーン巻かないと登らない。
スケートリンクよりひどいからね。表面ざらざらのカチンカチンの氷っちゅうのは、タイヤが触れる面が極端に少ないから、滑らないわけないんだよ。
備えあれば、憂いなし。とにかく、冬道はスタッドレスタイヤは必須だよ。
友人がこの立往生に巻き込まれたんだけど、3日間、ほとんど何も食せず、お菓子で過ごしたとのこと。国道19号、近くに店もないとこばかりやからね。無理もないわな。
今は、リーゼンの車には非常食が何食か入ってるし、やばい時にはカセットコンロぐらいは入れてある。
あと、男はいいけど、非常トイレは持ったほうがいいよ。
スキー場に行く際には、みんなも気をつけてね。
では。またね。
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