今回は、古事記よりは新しい平安時代に、現在とは違う読み方をされていた言葉を紹介しよう。
『道祖神』
え?道祖神じゃないの?と思うだろう。
道祖神といえば
こんなイメージ?長野県には数多く存在し、安曇野のあたりは、道祖神めぐりを売りにしてたりするね。
でもね…
本来の読み方は
『さえのかみ』
うそ〜と思う人、国語辞典ひいておくんなまし。書いてあるはず。
そもそも、道祖神、『道路の神』なんかではない。
『道教の教祖』つまり老子のこと。
しかし、日本古来の神には、賽の河原にたたずむ神、つまり、あの世とこの世とを渡るための橋にたたずむ神がいると考えられ、あがめられていた。
それが『さえのかみ』別名『さいのかみ』
なぜ『道祖神』という表記が『さえのかみ』に当てられたか。いくつも説があり、はっきりしない。
ただ、道祖神、
や、
は、観光用のモニュメントである。
道祖神には、大きく三種類ある。
①字だけ
賽の河原への入り口を意味する表示板だから、これでいいのだ。
②土地古来の神をうつしとる
③男根
あのですね、別にリーゼンがスケベェだから、わざとこんなん紹介したわけじゃないよ。ほんとに、この手の道祖神、ウジャウジャあるのだ。専門書にも、はっきり『道祖神』と書いてある。
最後に、道祖神にかかわることを、二つ紹介するよ。
◯1月15日前後に全国各地で行われる、『どんと焼き』。あれこそが『道祖神の祭』
ちなみに、『左義長』も道祖神の祭り。むかし成人の日が1月15日だったのも、どんと焼きと左義長が関わってる。子孫繁栄の神様やからね。
◯正月前後に行われる『餅つき』あれこそが、男女の睦事(奥ゆかしいリーゼンっぽい書き方だろ?)そのものなのだよ。ついた餅を神棚に供えるのは、『睦事をし、子孫繁栄につなげたいのでよろしく!』を、人前でも恥ずかしくないよう置き換えただけ。
各地に残る、餅つきの時の合いの手、エロいのばかりなんだよ(笑)
ということで、リーゼン、有名な野沢温泉のどんと焼きに、参加した時に、地元のおばちゃん達に聞いてた事柄を、内容をふくらませて書いてみたよ。
安曇野の道祖神めぐりは、とても素敵なので、チャレンジしてくれたまい。五月がよいよ。
では、またね。
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