なんか、リーゼン思い出の店屋がだんだん閉店している…気がしてならない。まぁ、そんな年代だけども。
人気店、不人気店…まぁ、いろいろな店があったなぁ。
こないだ、私用で学生時代を過ごした半田市に行ったのだけど。ふだんは友人と会うぐらいだから、小中学校のあたりをうろうろするぐらいなので、高校時代に遊んだあたりはあまり行かなかったので…
ひさしぶりにうろうろしてみたらば。
あっ、「オリバーが閉店?」
これはショックだったね。「オリバー」とは
「オリエントバーガー」!!
もぉ、中学時代からお世話になった半田市の隠れたB級グルメの店だっただけに、ショック…
このオリエントバーガー、略して「オリバー」、開店したのは1983年。当時は半田市にはマックもそれほどなかったためか、駅から近いわけでもないのに、はやっていたな。基本は100円の「オリエントバーガー」100円。それにアレンジの効いた、「エッグバーガー」(マクドの月見バーガーよりおいしい)「ステーキバーガー」(値段のわりに高級感があり、おいしい)などのラインアップがあり、なかなかにカオスな店でよかったのだ。
数年たち、同時期に開店した(だろう)、金山駅(当時は金山橋駅)にあった、ハンバーガーショップ「スワロウ」はとっくに店を閉めても、「オリバー」だけは、しぶとく続いていたんだけどな。
確か20年ちょっと前に、マクドナルドが「65円バーガー」をキャンペーンしてた時、ロッテリアなんかが閉店に追い込まれた時も、「オリバー」は「しぶとく」生き残り、ハンバーガーショップ界の「レジェンド」だったんだけどな。
これがハンバーガーショップ店員のレジェンド、脱サラのおっちゃん。開店以来、一人で店を切り回してきた、まさに伝説。注文すると目の前の鉄板で焼き始めて…から始めるので、モスバーガー並みに時間がかかりマクドになれた人にはやきもきすると思うが、本来、飲食店とはこういうものなのだと思う。
ちなみに食べ盛りのガキどもをかかえる近所の主婦層にはいつも人気があり、土日には一人で10個とか12個とかの注文をすることも。注文が積みかさなろうが、おっちゃんはマイペース。ハンバーガーから包むとこまで丁寧に作業するとこを目のあたりにするので、「食の安全」きわまれり!である。
店内はこんな感じ。ちなみに奥は狭まっているので、閉所恐怖症の方にはおすすめできない。個人的にはハンバーガー買ったら、店の外の自動販売機(なぜか100円。もちろん店でもドリンク売ってるから、商売敵なんだけどもな。このへんの おおらかさが、おっちゃんの魅力。)でドリンク買って近くの神社や公園で食べるのが好きだったな。
これが「オリエントバーガー」100円。1983年より、値段、品質とも変わらず。バンズは「敷島パン」専用品。これがうまいんだ。比べるとマクドのバンズのまずいこと。何しろ原価が違うからね。
ハンバーグは近くの精肉店に注文した、これも専用品。いろんな添加物が混じっている、マクドのハンバーガーとは味の濃さが違うし、体にはやさしい。そのあたりも主婦の心をがっちりつかんでいた理由なんだろうな。
キャベツはおそらく近くのスーパーで買うか地元の農家からもらったもの。ま、普通の味。
ソースは市販品をベースにおっちゃんオリジナルで調合。バンズとハンバーグ、キャベツとのよりよい味付けがこの店の秘密だったんだね。
もちろんサイドメニューも充実。ちなみにサイドメニューも注文してから作るので、時間はかかるが、「できたて」のおいしさ。悪い油は使っていないから、おいしかったな。
面白いのは、ハンバーガーが100円なのに、ポテトは160円ぐらい。ナゲットは200円ぐらいだった気がする。100円バーガーにこだわる、おっちゃんの心意気が素敵。
長野県松本市の「デリー」につぐ、リーゼンなじみの店の閉店で、リーマンショックならぬリーゼンショックは、まだまだ続く。
では、またね。
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