2017年9月18日月曜日

リーゼンの休日 映画『ダンケルク』

三連休の中日。台風も来てるし、あんま遠出をするのもね。お金もないし。図書館で借りて来た『北の国から』のシナリオ本も読み切っちゃいそうだし、少し興味のあった映画『ダンケルク』を見ることにした。




前評判はよろしくない、この映画だけども、朝鮮半島が怪しい雲行きの昨今。観ておいて損はない映画だと、個人的には思ったよ。

第二次世界大戦の中の一つの戦いである『ダンケルクの闘い』。関わった国のそれぞれで捉え方が違うのが興味深い。

まず、闘いの勝者、ナチスドイツ。戦車、戦闘機、潜水艦など、他国を完全に凌駕。『ダンケルクの闘い』でも、フランス・ベルギー・イギリス連合軍を駆逐した。ただし、別の側面で言えば、ドイツにとって、戦闘員を割きたいのは、ロシア戦線。その意味では、フランス侵攻とともに、イギリス軍を駆逐したかったのに、このダンケルクの闘いで、イギリス軍戦闘員をほとんど取り逃がしたのは、痛かった。現に、戦闘員を残せたことで、数年後、ノルマンディー上陸作戦でナチスドイツに勝利できたからね。現場の戦闘員は意識はなかっただろうし、ただただ必死に逃げただけだけども、まさに臥薪嘗胆、逃げるも一手である。





イギリス軍にとっては。フランスでの闘いに助っ人できてたから、というわけではなく、当時の首相、チャーチルが本土決戦に備えて『逃げる』という英断を下したのは、結果的にはよかった。何しろ、40万人の兵士のうち、34万人?ほども無事に撤退させることに成功したのだから。

ただ、カレーという地にいたイギリス兵をドイツ軍を足止めするために放置、とか、フランス兵は撤退のために港に集めた船には載せない、とか、結構なことをやっている。

フランス軍、ベルギー軍にとっては。『ダンケルク』は第二次世界大戦における敗北を、あまりにもあっけなく、喰らわされた闘いやから、あまり思い出したくない出来事らしい。そりゃ、そうだわな。


あ、朝鮮半島情勢を受けて、リーゼンが思うに…このイギリス軍の撤退の背景。

戦時中でも、イギリスでは国会がきちんと開かれている、ということ。お出かけ戦争しかしない、アメリカとは違うわけだよ、第二次世界大戦は。イギリスは本土決戦を覚悟するぐらいだからさ。でも、自分たちの守るべき民主主義みたいなのは、変えていない。だからこその、不利な状況では兵士撤退、という選択が得られるわけだ。

多分さ、日本も南部戦線でイギリス軍に勝ったと思ってたけど、おそらくは引き際がバランスよく行える国なんだよな、イギリスは。だから、今でも宗主国として君臨できるんやろな。

だからこそ。太平洋戦争では しゃにむに闘い、何に勝ち、引きぎわを知らずに闘った日本人。今回の朝鮮半島が有事になった時は、うまく立ち回ってほしい。

昔、戦争に行った、実のお爺ちゃんに聞いた話をなんか、思い出したよ。人が人を殺すなんちゅうことは、リーゼンは嫌だ。でも家族のためには武器を持つだろうな。

もぉ、さ。国同士の紛争やらもめごと、平和に闘って集結しない?オセロとか。ねぇ…

まだダンケルク、上映してるみたいやから、みなさまもいかが?

では、またね。

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