2016年10月24日月曜日

音楽の思い出 その8 PEARL

リーゼンが高校時代、よく聴いていたのは、サザンだったり、BOOWYだったり、尾崎豊だったり渡辺美里だったりするのだが、一番心を打ち、よく聴いた曲と言えば、<PEARL>の『ONE STEP』と言える。そして一番身近に聴いていたバンドでもある。「身近」と書いた理由は、後ほど。

バンドとの出会いは、例によってラジオ番組。何しろ貧乏なリーゼンの家。レコード、CDなんぞ買ってもらえず、カセットを作る?のは、もっぱらラジオからの音源にて。方法は、今は死語となった「エアーチェック」。愛読書でもあった「FMステーション」という2週に一度発売される雑誌に、2週分のラジオ番組とかかる曲が書いてある。聴きたい曲があれば、時間が来たらラジオをかけ、マスターとなるカセットテープに録音するわけだ。リーゼンもさすがに、カセットが二つ付いた「ダブルカセット」のラジカセは持っていたので、要するにベスト盤を作るべく、マスターからダビングするわけだ。手間がかかる分、できたベスト盤カセットへの思い入れはあり、大切にしたし、学校で友達とも交換したりと、学生のマストアイテムだったりもした。もっとも、高校の友人に裕福な子がいて、そこにはレコードやCDがダビングできるコンポがあったので、よく出入りしては、レコードやCDからもダビングはできたけども。

まぁ、ようするに、リーゼンの音源はラジオベースだったので、自分の聴きたい曲ばかりかかるわけではなく、ラジオのパーソナリティが選んだり、スポンサーに番組で紹介するように言われた新人の曲がかかったりもするわけだ。そんな中、高2の時にラジオでかかり、リーゼンがすっかりはまってしまったのが、<PEARL>なのだ。

<PEARL>と言われてピンとこない人も多いだろう。ただ、<PEARL>のボーカル、「SHO-TA」、本名が「田村直美」と聞くと「あ~知っとる」という人が多い。何しろ1990年前半を代表するボーカリストだったので。


さて<PEARL>だが、地元名古屋のバンドである。ボーカルSHO-TAは、名古屋市内の桜田中学出身。高校は確か、若宮商業だった気がする。名古屋市内のライブハウス「Electric Lady Land」(通称 E.L.L)をベースにバンドをやっていたので、とても身近な(身近という言葉を使った理由はここだ)メジャーバンドだったのだ。

さてE.L.L、コンサートほどではないが、お値段もするし、中は昔のライブハウスらしく、少したばこくささのする、少し大人の?不良っぽい?雰囲気があり、それだけにリーゼン、少し大人になった気分で、お小遣いがたまるとライブに出かけていたのだ。


今でこそ、こんな素敵な…?音大出の素敵な音楽教師のような風体だけども…

(なんだ、このSHO-TAのすました写真は…イケイケ時代を知っているファンからすると、違和感満載である。ちなみにイケイケ&わがままなSHO-TA、最初のバンドメンバー、ついていけんくって、一度、ソロになり、またバンド再開した時には、メンバーが外人になっていてびっくりしたな(笑)まぁ、そのくらいアクの強いお姉さまでやんす)


バンド時代のイケイケSHO-TAの時はこんな感じ。ライブでは革ジャン着てたりしたから、どうみてもイケイケヤンキーのお姉さまだったな、正直。

でも、MCとか聞いてると、名古屋人らしく、まぁ、ふつうのお姉さんだよ、今も。

今でも、いろんなイベントで歌ってるので、興味があったら聴きに行ってほしいな。たぶん、最初で最後の、名古屋出身のメジャーバンドだよ、<PEARL>は。

さて、今回は4曲紹介するね。まず、<PEARL>の『ONE STEP』




かっけー曲だろ???この頃のSHO-TA、本当にかっけーなぁ。この曲、歌詞がいいんだよな。どこが、歌全体の雰囲気が、ほんとに最高。特にサビの「昨日と同じ〜」の下りは、ハートにグッと来るね。今聴いても、いいぜぇ…

次に『プレシャス ラブ』SHO-TAの高音部の伸びがいいんだよな。
女性ボーカリストとして、特にバンドのフロントマン(フロントウーマン?)としては、ドリカムの吉田美和やSHO-YAの寺田恵子ぐらいだな、同じレベルで歌ってんのは。



次は『五月の風の中で』

AメロからBメロへの展開がかっこいいんだよな、この曲。ちなみに、<PEARL>の曲は、作詞作曲ともにほとんどSHO-TAが作っとりますです。多才なんだな、姉さんは。



最後に、ソロになった時にヒットした『ゆずれない願い』

いい歌だよ、やっぱ。マンガの主題歌だから知ってる人も多いんだ。
若い人もぜひ、聴いてみてくれ。


最後に、SHO-TA姉さんのHPをのせておくぜ。時間が合うようなら、聴きに行ってくれ。

<田村直美 オフィシャルHP>
http://www.tamuranaomi.com/


では、またね。

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