2016年10月18日火曜日

音楽の思い出 その6 昭和から平成一発屋 列伝②

前回の一発屋列伝が反響が大きかったので、前回からの期間は短いが、今日も一発屋列伝を紹介したいと思う。
<アイランド>『Stay with Me』 この「island(アイランド)」というバンド、まったくのマイナーバンドなのだが、これぞ一発屋というべきバンドなんだな。そもそも、このisland、沖縄のバンドである。時は1983年ぐらい。城間俊夫と城間正男の双子の兄弟が結成したグループであった。当初は沖縄のゴザで城間兄弟が経営していたライブハウス『アイランド』を活動拠点として、AOR系のロックやポピュラー音楽のコピー曲を演奏していたのだが、彼らに転機が訪れたのは'87年のこと。ライブハウス『アイランド』に、松任谷由美(ご存知ユーミン)がふらりと立ち寄ったことがその発端となった。彼女はそこで耳に したISLANDの「Stay With Me」というバラードに感銘を受け、翌'88年に自身がパーソナリティを務めていた深夜のラジオ番組『オールナイト・ニッポン』のエンディング・テーマとして、その楽曲を起用したのである。 「Stay With Me」は瞬く間に話題となり、さらに翌年の'89年にはシングル曲としてリリースされ、沖縄では大ヒット、全国的にも有線などを通じて、スマッシュ・ヒットと呼べるセールスを記録した。

 リーゼンがこの曲が好きなのは、ボーカルのストレートな歌い方と、何か郷愁を残す、沖縄サウンドに類するBメロの美しさかな。一度聴いたら、一度で耳に残るサビと相まって、まさに名曲。今でもたまに聴きたくなる。

ただし…カラオケで歌うときは要注意。ボーカルの声に騙されがちだが、実はハイトーン。リーゼンもうまく歌えるのは、のどの調子がいい時だ。素人受けしないハードルの高さも、この曲の魅力かもしれない。

 

次の曲は…
<class>『夏の日の1993』

この曲もまさに「一発屋」。この曲を皮切りに7枚シングルを出しているが、まずこの曲しか知らない。もともとこのclass、横浜のクラブの米軍基地などで外国人を相手にハウスバンドでR&Bのカバー曲を中心に音楽活動をしていた津久井と、一度はソロデビューを果たしたがアマチュアに戻りシステムエンジニアをしながらオリジナル曲をストックしデモテープを持ち込んでいた日浦の2人が、「日本でサイモン&ガーファンクルのようなデュオをつくりたい」というプロデューサーによって引き合わされ、33歳と異例の遅咲きのデビューをしたデュオ。一発屋だが、この曲をはじめ、あとのシングル曲も、センスは決してあなどれない。ヒットが続かなかったのは、このころは、B'Z、ZARD、ドリカムをはじめ、バンドブームで、激戦の時代だったのだ。たぶん、バンドブーム下火の今なら、もう少し長続きしたバンドだったろう。


画像が悪いけど、この曲のMV、こんなだったな。なつかしい。曲は途中でストップするからね。





ちなみに、classのメンバーの一人が亡くなる前に、『冬の日の2009』を出している。こrちらは…うん。
思い出として、出した曲だろうね。




今日は3曲、いくぜ!

<Le Couple>『ひだまりの詩』

リーゼン、最近の曲と思っていたら、なんと1997年の曲か…もう20年になるのかぁ…歳をとるのも早いやね。

リーゼンがこの曲が好きか…というとそうでもない…けど、やはり、このデュオ、夫婦であっただけに曲のまとまりがよく、やはりいい曲だなぁ…と思ってしまうのだ。1990年に結婚。さまざまな苦労を重ねた音楽活動を過ごし、1997年に発売した5thシングル「ひだまりの詩」が、テレビドラマ「ひとつ屋根の下2」の挿入歌になり、やっと日の目をみた、実はぽっと出のアーチストじゃないのだ。
2007年2月初旬に離婚届を提出して正式に離婚(事実上解散)。お子さんがいなくて、夫婦じゃなくなってしまったけど、こないだテレビ番組で久しぶりに歌ってたな。

きっと夫婦の中に、確かな愛はあったと感じたり。人生の方向性がそれぞれになっただけなんだと思う。




今回は比較的新しいのが多かったな。次回は少し古めでいってみよう。ただ、読者が若くなってきて、「んな曲、しらないよ!」ということが多くなってきたんだよな…

まだまだ一発屋の名曲あるから、ご期待を。

では、またね。

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