2016年11月16日水曜日

リスペクトしてるもの その5 正岡子規

『此頃はどうやら悲し秋のくれ』

リーゼンの好きな、正岡子規の俳句である。正岡子規が好き、というより比較対象がない。あはは、正岡子規の俳句ぐらいしか、俳句はくわしくな~い(笑)

あとは松尾芭蕉??

正岡子規は、野沢尚の『坂の上の雲』に出てきて、句集を読んだらむちゃくちゃ面白かったので、好きになった俳人。大人になってからだね、読み始めたのは。

どうでもいいが、今、上の文章を打っていて、
『俳人』→『廃人』、『読み始めた』→『酔い始めた』 と誤入力してしまった。う~ん、昼間の酒はまわりが早いよ。(この原稿、日曜のPM2時半に打っております)

まぁ、そんなことは、どうでもよい。とにかく正岡子規、短い人生ながら、そのすがすがしいまでの生きざま、天才っぷりは半端ない。中世の俳人と違い、正岡子規の俳句はわかりやすい。

『俳句は、写生です』と発言したのは名言で、目の前に見えている風景や心象を、簡単な言葉で俳句におさめた正岡子規はほんと、天才である。結核という不治の病で作品のほとんどを病床から詠んだことは、あまりにも有名。34歳という若さでの死去は残念極まりない。

ところで、正岡子規、野球の殿堂入りをしている。(2002年)

大学時代、日本に導入したばかりの野球に熱中したことから、野球に関する俳句を、いくつも作っており、野球の発展に貢献したというのが、その理由だのだが。自身の幼名である「のぼる」にちなみ、「野球」(のぼーる)という俳号で俳句を詠むこともあったらしい。

まり投げて 見たき 広場や 春の草」(子規)
 
いいね、こういうセンスって、どうしたら得られるんだろ?

「秋の空 高くあがりし エビフライ」(リーゼン)

…ひどいね、フライとエビフライをかけるところは、秀逸だけども。格付け番組に出たら速攻 『才能なし』と言われるであろう。


さて、正岡子規、あの『秋山真之』と、幼なじみである。『秋山真之』知らない?東郷平八郎なんかのドラマなんかには、、必ず出てくるんだけども。

日露戦争の時の日本の連合艦隊、司令長官・東郷平八郎の下、作戦参謀として活躍したのが、『秋山真之』。ロシアのバルチック艦隊をせん滅させる作戦を立て、日本を救った人なのだ。

明治時代の、この日清、日露戦争の頃っちゅうのは、日本存亡の危機だったんだよな、いろいろな本を読めば読むほど。

あの頃に、アジアで植民地化されてなかったの、ほんと日本だけで、帝国主義の下、軍事力を持った国の植民地になっておった。

ちなみに韓流映画で、1900年代の宮廷映画がやってるが、みんなうそである。15世紀から19世紀後半の李氏朝鮮は、完全に清の属国。華やかな宮廷世界はございまへん。それどころか、19世紀半ば、すさまじい飢饉に襲われ(日本もひどかった)、不衛生と飢餓で国民の半分が死亡。20世紀入ってすぐの日清戦争で清が敗れると、清の冊封体制がなくなり、独立のチャンスだったのだが、まったくそんな意思はなく、『李氏朝鮮から』日本に併合をお願いに来たのが、史実なんだよな。

明治時代に生きてたばあちゃんたちに何年か前に聞いたら、韓流映画は、ほんとにうそっぱちだったらしい。

だから、韓国人、アイデンティティが皆無。そのあたりを話すとすぐ逆切れ。もぉ、大学時代のリーゼン、ほんとに困り果てた。

国を守るため闘った、軍人さんたちと、植民地化されてたら、おそらくは踏みつぶされてた文化を守った子規たち。われらは感謝せねばなるまいよ。




『坂の上の雲』の秋山真之と正岡子規との会話。国が滅びるのは文化が滅びること。一方は文化を守り、一方は闘うことで国を守る。熱き男どもの誓い。

かっこいいなぁ!

リーゼン、死ぬまでに自分の使命、気づくかなぁ…最近、一番食べたいカレーと、一番おいしく感じるラーメンを食べられる店は見つけたから、それかなぁ…(違うと思う)

最後に、ドラマで一番好きな、場面。

病床でもう起こしてもらわないと体を起こせない子規の背中を支え、起こしてあげる真之。
庭に咲く朝がおや草花を描写する毎日に思いを寄せる子規の思いを受けた後…軍人となって軍艦で海原を飛び回る真之に敬意と羨望の思いを持ちながらも、お互いを認め合いつつの会話。

「じゅんさん(真之の幼名)にとって、世界は広い。わし(子規)にとって…世界は…深いんじゃ」
「……(微笑)」


かっこよすぎるぜ、明治男子は。

どうしたら、こんな明治男子になれる?

明治のチョコ、食べれば、いいっすか?








…ちがうと思うが。一応、森永のチョコをやめて、明治のチョコを食べてみるよ。

明治男子になった、リーゼンを見て…『ほれるなよ!』

では、またね。

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