2018年7月9日月曜日

おとぼけ新聞 号外 オウム真理教 閉幕④

先回、尾崎豊の曲について、語ってみたけども。

オウム真理教の信者が拡大し続けていた1989年ごろからだと思うのだけど、そのくらいに大学生活を送っていたリーゼンたちが高校時代に聞いていた曲といえば、尾崎豊以外にも、

『BLUE HEARTS』

がいたね。リーゼンが高2の時に、『リンダリンダ』とか、『TRAIN TRAIN』が流行っていたのでね、

世界観がめまぐるしく変わっていたんだな、って今はわかる。それをまともに食らった世代が、リーゼンたちなんだよね。

1986年 チェルノブイリ原子力発電所事故
1989年 昭和→平成に
1990年のドイツ再統一。(ベルリンの壁の崩壊)
1991年のソ連崩壊

世界でこんなビックニュースが立て続けに起きたのがこのころ。そりゃ、価値観がだいぶ変わったよ、この大変革は。

まず、チェルノブイリ原子力発電所事故。とにかく報道がすごかった。だって、ヨーロッパの国々が過敏に反応したからね。
















よく福島の原発事故と比較されるけど、福島も確かにひどい被害をこうむっているのだけど、チェルノブイリ原子力発電所事故は被害の範囲が違う。これで世界が終わる、とまで言われたからね。

『BLUE HEARTS』の曲で、『チェルノブイリ』という曲がある。


誰かが線を引きやがる 騒ぎのどさくさにまぎれ
誰かが俺を見張ってる 遠い空のかなたから
チェルノブイリには行きたくねぇ あの娘を抱きしめていたい
どこへ行っても同じことなのか
東の街に雨が降る 西の街にも雨が降る
北の海にも雨が降る 南の島にも雨が降る
チェルノブイリには行きたくねぇ あの娘とキスをしたいだけ
こんなにちっぽけな惑星の上
丸い地球は誰のもの 砕け散る波は誰のもの
吹き付ける風は誰のもの 美しい朝は誰のもの



こういう世界観が生まれたこのころ。世界の終焉を心底 意識させられた世代なんだよね、リーゼン世代は。

次回へ続く。

では、またね。

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